コロナ後遺症に水素吸入が効きます R5.1.21
水素吸入治療行っていますが、コロナ後遺症に効果があることは、ロシアでも日本製のsuisoniaでの論文が出ています。
当院でも、コロナ後遺症の中学生の方の治療を東京のヒラハタクリニックと共同で行いました。オンラインでヒラハタクリニック受診
していただき、当院にて水素吸入行いました。去年8月に、2~3日に1回20分来られ、8カ月くらい治療に来られ、登校できない状態から、週2~3日の通学、そして毎日の登校まで回復しています。
水素には、抗炎症作用、悪玉活性酸素除去、ミトコンドリア機能改善などの働きがありますが、吸入で肺に直接作用して効果が上がったと思われます。
吸入水素量が大切で、当院では、水素2400ml/分、酸素1200ml/分のMAGA2400を使用し20分以上としています。
20分で水素48ℓと酸素24ℓ吸入したことになります。少ない吸入量では効果は少ないです。
https://suisonia.com/%e8%ab%96%e6%96%87%e7%99%ba%e8%a1%a8%ef%bc%9a%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e5%be%8c%e9%81%ba%e7%97%87%e3%81%ab%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8bsuisonia%e3%81%ae%e4%bd%9c%e7%94%a8/
こちらもご覧ください。https://www.atpress.ne.jp/news/309003
水素吸入による眼科治療について R5.1.25
愛知県名古屋市の セントラルアイクリニック
熊本県宇土市の 村上眼科クリニック
で特に成果がみられているようです。
セントラルアイクリニック
水素吸入は、カニューラとゴーグルを併用し、スーパーライザーも併用し、
正常眼圧緑内障、黄斑浮腫、加齢黄斑変性症、網膜色素変性症、脳神経麻痺、眼精疲労、ドライアイ、テクノストレス眼症、花粉症、飛蚊症、アイルレイル、高眼圧症
に、標準治療に加えることで、効果があると報告しています。
https://ameblo.jp/cec049/
村上眼科クリニック
水素吸入とスーパーライザーの併用で、標準治療に加えることで(水素ガス温熱眼科療法)、正常眼圧緑内障に効果があるとしています。
また、加齢黄斑変性症、糖尿病性網膜症、白内障にも効果のある可能性があるとしています。
https://www.murakami-ganka.com/05_news/202112/202112_suiso.pdf
書籍『緑内障防ぎ抑える最強療養法』創流出版
当院でも、眼科疾患に対する水素吸入治療を始めています。後日報告予定とさせていただきます。当院でもスーパーライザーとの併用も可能です。
ドライアイ・眼精疲労については、従来から一般のクリニックでも効果が出ているようです。
網膜色素変性症は、治療法がありません。他の疾患も、標準的な治療では十分に治療できない場合にも有効ととなる場合があると思われます。網膜細胞はミトコンドリアが豊富で、悪玉活性酸素の関与もいわれていますので、期待したいです。血流増加作用もいわれています。
突発性難聴に対する水素吸入療法 R5.2.1
愛媛大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頚部外科との共同研究成果が学術誌 Frontiers in Neuroscience (IF 4.5)に掲載されました。2022年11月24日
和文タイトル「突発性難聴に対する水素吸入療法の二重盲検ランダム化比較臨床試験」
結果:2重盲検試験で重症度が高い突発性難聴が水素ガスの吸入により治癒率が20%(プラセボ)から60%に向上した。
本臨床試験は、ヒト突発性難聴の治療に対する水素吸入療法の有効性を調査する最初の研究である。この臨床試験の結果は、
水素吸入療法が 重症度の高い突発性難聴の治療に有効である可能性を示唆している。
URL : https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnins.2022.1024634/full
以上は上Miz株式会社HPより転載しました。
この研究は、2019年6月~2022年3月に愛媛大学耳鼻咽喉科の 岡田昌浩 特任講師先生が中心となり、愛媛大学耳鼻咽喉科と5つの関連病院(愛媛県立中央病院・愛媛県立新居浜病院・宇和島市立病院・松山市立鷹の子病院・松山赤十字病院の各耳鼻咽喉科)で、発症から3.7~7.4日の82名、平均年齢60.5歳の同意のもとに開始されました。最終的ににはH2群31名と対照群34名となりました。
2重盲検という方法で、H2吸入器と、空気を出す偽の吸入器を用いて、患者も担当医もどちらを使用しているかを知らされずに行うものです。用いた水素吸入器は、
Miz株式会社のMHG-2000αで、3.0%の水素を2000ml/分(実質H2 60ml/分)1時間を1日2回(1日2hr)、6日間吸入しています。
3か月後の結果ですが、聴力予後良好率は、軽度難聴者では、H2群60.0%、対照群58.3%、重度難聴者では、H2群66.7%、対照群59.1%と差はありませんでしたが、
完全回復率は、軽度難聴者では、H2群60.0%、対照群58.3%と差はありませんでしたが、重度難聴者では、H2群52.4%、対照群18.2%と大きい差がみられました。H2を吸うと、重度難聴者でも完全回復する率が高いということです。
著者は、一過性蝸牛虚血は、ATP供給の枯渇、グルタミン酸興奮毒性、および悪玉活性酸素の生成による細胞損傷を介して内有毛細胞の損失を引き起こすことに、H2が作用しているのではないか と述べています。
糖尿病、高血圧、高脂血症ごとのサブ解析では、糖尿病の難聴者にH2がとくに有効ということがわかりました。これは、以前からH2は、ミトコンドリア悪玉活性酸素の除去やミトコンドリア活性化で糖尿病に有効といわれていることに関係してると思われました(個人的意見)。
2重盲検で、ある程度の人数でされていて、この研究はすばらしと思いました。水素の他の疾患の分析でもここまでできているのは、見かけませんでした。もしあったらお教えください。耳鼻科は、専門外ですのでもし誤りがあればお教えください。
ところで、眼科でも網膜中心動脈閉塞症(RAO)という病気があり、突発性難聴と同じく治療法が少なく、高気圧酸素療法30日が保険適応となっている病気がありますが、これ(RAO)に対するH2の有効性が示されるとよいのではと思いました(個人的希望)。
水素吸入による進行がん患者への有効性について
中国 医南大学付属広州復大腫病院 徐克成 教授 『医療ガス研究』 2019年9月
肺がん、肝臓がん、膵臓がんなどの82人の患者に対する水素ガスの吸入療法を1日当たり3時間以上、3ヵ月以上継続して行ったChenらの論文は特筆に値します。すなわち、34%の患者は水素ガス吸入のみの治療でしたが、残りの66%の患者は少量の抗がん剤数種を水素ガス吸入の他に補助的に使用しました。その結果、4週間後に疲労、不眠症、食欲および痛みなどのQOL(生活の質)の改善が41.5%の患者で確認されました。水素吸入後21~80日で完全寛解と部分寛解が現れ、全体の病状制御率は57.5%でした。病状制御率は、ステージIIIの患者がステージIVの患者よりも有意に高く(それぞれ83.0%、47.7%)、最も病状制御率が低かったのは膵臓がんの患者でした。この結果から、Chenらは水素ガスの吸入はがん患者のQOLを向上させ、がんの進行を抑制することができる治療法であると結論しました。(Miz(株)平野伸一より転載 使用水素吸入器は、アスクレピオス(日本名スイフィール)(H2 2000ml/分・O2 1000ml/分)中国ではこの機器か普及しています。
がん治療のポイントは、多量の水素を長時間(1日3時間以上)ということのようです。オブジーボとの併用も効果あるようです。
高水素発生量の水素吸入施設一覧(近畿地区)を作りました。 R5.2.17
皆さんHPで水素吸入について熱心に書かれています。HPに記載のないクリニックもありました。
一応、水素発生量850ml/分以上としていますが、一部例外があります。
近畿地区
三重県
津市
HOサロンcoco http://unasei.com/
飛鳥メディカルクリニック http://asuka-medical.com/html/hydrogen_gas.html
和歌山県
和歌山市
西本クリニック
松平・畠医科歯科クリニック
滋賀県
草津市 竹岡診療所 https://hoodemi7.com/page0003.html
奈良県
奈良市 リンパトリートメントサロンDUKECAREhttps://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000540043/blog/bidA057953194.html
https://helixj.co.jp/cases/49/
京都府
京都市 京都御池メディカルクリニック https://kyoto.krg.or.jp/prevention/hydrogen/
宇治市 谷歯科医院
精華町 フィツトネスクラブピノスけいはんな https://helixj.co.jp/cases/2/
大阪府
大阪市
西区 こころ針灸治療院 https://www.cocoro-acupuncture.com/archives/1005
城東区 美清庵 https://sites.google.com/view/kiyoebeautylabo https://helixj.co.jp/cases/30/
東住吉区 癒しの杜にしかわクリニック
生野区 田中クリニック
西区 CSクリニック
港区 鳥飼よろずクリニック
中央区 スペースアーツ心斎橋店 水素サロンG https://suisosalon-g.com/about.htm
北区 ∞の壺 https://helixj.co.jp/cases/31/
福島区 JOYFIT野田駅前店 https://joyfit.jp/jrnodaekimae/
泉佐野市 りんくうメディカルクリニックhttps://osaka.krg.or.jp/treatment/hydrogen/ealth/pdf/hydrogen_inhalation.pdf
兵庫県
神戸市
中央区 岡田クリニック眼科・緑内障・糖尿病https://www.atpress.ne.jp/news/309003/amp https://www.okadaclinic-kobe.jp/blog
須磨区 新須磨クリニック https://www.jikeikai-group.or.jp/shinsumaclinic/health/pdf/hydrogen_inhalation.pdf
東灘区 三上内科クリニック https:/th_enhancement/menu004.html
西宮市 ひろい内科クリニック https://helixj.co.jp/cases/50/
丹波市 和久医院 http://www.ne.jp/asahi/waku/tamba/feature/feature.html
尼崎市 ゆうこクリニック
芦屋市 ルークス芦屋クリニック https://www.lukesashiya.com/program/hydrogen/
2023年3月27日 6時09分
心臓が停止したあと、救急病院に搬送された患者に水素を加えた酸素を投与して救命措置を行うと、通常の酸素を投与した場合より救命率が高まったとする臨床試験の結果を慶応大学などのグループが発表しました。今後、治療の実用化を目指すとしています。
心臓の病気などで心臓が停止し救急の医療機関に運ばれる患者は、総務省消防庁の統計によりますと、国内で年間およそ8万人いますが意識が戻らないまま死亡したり、助かっても重い後遺症が残ったりするケースが多くあります。
慶応大学の鈴木昌特任教授らのグループは、各地にある15の病院で、おととし9月までの4年半余りの間に心停止で搬送され意識が回復していない患者73人を対象に、2%の水素を加えた酸素を投与して救命措置を行った場合の効果を調べる臨床試験を行いました。15の病院は、慶應義塾大学病院、京都第二赤十字病院、山口大学医学部附属病院、藤沢市民病院、鹿児島大学病院、三重大学医学部附属病院、山口県立総合医療センター、徳山中央病院、鹿児島市 立病院、広島大学病院、香川大学医学部附属病院、国立病院機構熊本医療センター、川崎市立川崎病院、国立国際医療研究センター病院、順天堂大学医学部附属静岡病院 です。
その結果、90日後の生存率は通常の酸素の投与を受けた患者では61%だったのに対し、水素を含む酸素を受けた患者では85%だったということです。
また、後遺症なく回復した人の割合も水素を含む酸素を受けた患者では46%と、通常の酸素の投与を受けた患者の21%より高かったということです。
これまでのところ副作用は見られていないということで、研究グループは、多くの患者を救命できるとして、さらに研究を進めて実用化を目指すとしています。
鈴木特任教授は「想像を超えるよい結果で驚いている。水素の吸入は大がかりな装置は必要なく、多くの患者が使えるよう実績を重ねていきたい」と話しています。
先進医療Bに登録され治験が開始されてから直ぐに新型コロナウイルスの影響が大きく起因し、厚生労働省が
求める360症例には到底達することが出来ず73症例にて期限切れとなり、この症例数で検証するという異例な審査となったものです。
対象者の73人には二重盲検無作為化比較試験という最も信頼性の高い
方法で行っており、水素群が39人、対照群が34人で実施されました。驚くべき結果は簡潔に以下の内容でした。
■生存率:水素群85%、対照群61%⇒24%上昇
■症状に障害がない:水素群46%、対照群21%⇒25%上昇
※この試験では(株)ドクターズマンの水素吸入機「H2JI1」と同じ水素ガス2%<血中水素濃度2.0%>でした。
医療の世界では数%でも上昇するだけでも素晴らしいことですが、この数値は
20%を超えるビッグテータとなりますので、救命救急での採用も近い将来あり得るものではないかと考えております。
<NHK NEWS WEB>
2023年3月27日放送 NHKニュースおはよう日本
URL:心停止の患者に水素加えた酸素投与で救命率向上 慶大など発表 | NHK | 医療・健康
<NHK動画配信>
下記のURLからニュースの動画配信がご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=MpslF9NFlVk&t=40s
<論文>
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2023/3/22/230322-1.pdf
本ブログはNHKさまと(株)ドクターズマンさまの論文より引用して作成しています。多くの人に知ってもらいたいということで掲載しました。